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訂正するのかと思ったら、『「慰安婦」問題の現在―「朴裕河現象」と知識人』でも同じ誤りを繰り返す能川元一氏

まず、下記の『帝国の慰安婦』の冒頭の一節をお読みください。

「(略)ところがその作業の中に数十枚の不思議な女性の写真を発見したのである。兵隊とともに行軍する朝鮮人らしい女性。頭の上にトランクをのせている姿は朝鮮女性がよくやるポーズである。占領直後とおぼしい風景の中に和服姿で乗り込む女性。中国人から蔑みの目で見られている日本髪の女性。写真ネガにつけられている説明に“慰安婦”の文字はなかった。が、この女性の正体を追っているうち初めて“慰安婦”なる存在を知ったのであった。(千田一九七三、二一五頁、以下略)

『占領直後とおぼしい風景の中に和服姿で乗り込む女性。中国人から蔑みの目で見られている日本髪の女性』。おそらくこの言葉が、あの十五年戦争における『朝鮮人慰安婦』を象徴的に語っていよう。なぜ朝鮮人慰安婦が、『日本髪』の『和服姿』で日本軍の『占領直後』の中国にいたのか。そしてなぜ『中国人から蔑みの目で見られてい』たのかも、そこから見えてくるはずだ。
 これまでの慰安婦をめぐる研究や言及は、このことにほとんど注目してこなかった。しかし、この点について考えない限り、朝鮮人慰安婦をめぐる記憶の闘いは永遠に続くだろう。(以下略)」  (『帝国の慰安婦』朴裕河、朝日新聞出版、2014年、p24)


それでは、国語の問題です。

『帝国の慰安婦』の著者である朴裕河氏は千田夏光氏の『従軍慰安婦-"声なき女”八万人の告発』の「おわりに」の何に注目したのでしょうか?

1.写真

2.言葉


それでは、「写真」について言及しているのはどちらでしょうか?
 
1.千田夏光氏

2.朴裕河氏



最後に、能川元一氏はこんなことを述べています。

「一、『日本の戦歴』写真の解釈について

 この点に関する検証の必要性を筆者が感じたのは、同書を精読すべく再び手にとった時である。朴裕河氏は第一部第一章の冒頭で、ある一枚の写真に言及している。」(『千田夏光「従軍慰安婦」は「帝国の慰安婦」においてどのように援用されたか』、能川元一、『季刊 戦争責任研究 第85号』p3及び、『「慰安婦」問題の現在―「朴裕河現象」と知識人』前田朗 編、三一書房、2016、p111)


さて、この能川元一氏が「朴裕河氏は第一部第一章の冒頭で、ある一枚の写真に言及している。」と述べていますが、本当に朴裕河氏が「ある一枚の写真」に言及していたのでしょうか?




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テーマ:従軍慰安婦性奴隷制問題 - ジャンル:政治・経済

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