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一年以上前に発売された『帝国の慰安婦』に「売れ筋ランキング」で抜いたことを喜ぶ幸せそうなジャーナリスト。



一年以上前に発売された『帝国の慰安婦』と発売からまだ一ヶ月も経ってない『「慰安婦」問題の現在ーー「朴裕河現象」と知識人』と比較して、ランキングで抜いたからって、そんなに喜ばしいことなのだろうか?おまけにいい加減な事を言っているけど、大丈夫だろうか?この人。

早くもマーケットプレイスでは古本も出回っているし、新品をそのまま高値で転売もされている(4月29日現在)。僕もヤフオクで処分しようかな(笑)
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テーマ:従軍慰安婦性奴隷制問題 - ジャンル:政治・経済

訂正するのかと思ったら、『「慰安婦」問題の現在―「朴裕河現象」と知識人』でも同じ誤りを繰り返す能川元一氏

まず、下記の『帝国の慰安婦』の冒頭の一節をお読みください。

「(略)ところがその作業の中に数十枚の不思議な女性の写真を発見したのである。兵隊とともに行軍する朝鮮人らしい女性。頭の上にトランクをのせている姿は朝鮮女性がよくやるポーズである。占領直後とおぼしい風景の中に和服姿で乗り込む女性。中国人から蔑みの目で見られている日本髪の女性。写真ネガにつけられている説明に“慰安婦”の文字はなかった。が、この女性の正体を追っているうち初めて“慰安婦”なる存在を知ったのであった。(千田一九七三、二一五頁、以下略)

『占領直後とおぼしい風景の中に和服姿で乗り込む女性。中国人から蔑みの目で見られている日本髪の女性』。おそらくこの言葉が、あの十五年戦争における『朝鮮人慰安婦』を象徴的に語っていよう。なぜ朝鮮人慰安婦が、『日本髪』の『和服姿』で日本軍の『占領直後』の中国にいたのか。そしてなぜ『中国人から蔑みの目で見られてい』たのかも、そこから見えてくるはずだ。
 これまでの慰安婦をめぐる研究や言及は、このことにほとんど注目してこなかった。しかし、この点について考えない限り、朝鮮人慰安婦をめぐる記憶の闘いは永遠に続くだろう。(以下略)」  (『帝国の慰安婦』朴裕河、朝日新聞出版、2014年、p24)


それでは、国語の問題です。

『帝国の慰安婦』の著者である朴裕河氏は千田夏光氏の『従軍慰安婦-"声なき女”八万人の告発』の「おわりに」の何に注目したのでしょうか?

1.写真

2.言葉


それでは、「写真」について言及しているのはどちらでしょうか?
 
1.千田夏光氏

2.朴裕河氏



最後に、能川元一氏はこんなことを述べています。

「一、『日本の戦歴』写真の解釈について

 この点に関する検証の必要性を筆者が感じたのは、同書を精読すべく再び手にとった時である。朴裕河氏は第一部第一章の冒頭で、ある一枚の写真に言及している。」(『千田夏光「従軍慰安婦」は「帝国の慰安婦」においてどのように援用されたか』、能川元一、『季刊 戦争責任研究 第85号』p3及び、『「慰安婦」問題の現在―「朴裕河現象」と知識人』前田朗 編、三一書房、2016、p111)


さて、この能川元一氏が「朴裕河氏は第一部第一章の冒頭で、ある一枚の写真に言及している。」と述べていますが、本当に朴裕河氏が「ある一枚の写真」に言及していたのでしょうか?




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三一書房の編集部は最低限の「礼儀」も「敬意」もない。能川元一氏の間違いもそのまま。

三一書房

先日、『「慰安婦」問題の現在―「朴裕河現象」と知識人』(三一書房)を買ってきた。書店に行って、探すのに苦労した。新刊だし、慰安婦問題研究者が騒いでいたので、店頭にドッサリと平積みでもしてあるのかと思ったら、とんでもない。「海外・・・」という棚にひっそりと、それも埋もれるように陳列してあった。それに比べて朴裕河氏の『帝国の慰安婦』(朝日新聞出版)は発売から一年以上経つとというのに「日本史」のコーナーに平積みしてあった。(紀伊国屋書店)

さて、まだ中身は読んでいないんだけど、「あとがき」のあとに「編集部から」という一節がある。それを読んで驚いた。家永三郎氏や吉田清治氏、それと執筆者である今田真人氏、前田朗氏らには敬称である「氏」を付けて書いてあるが、朴裕河氏には敬称も何もない。巻末をみると前田朗氏の著作の広告が掲載されているが、そこには「差別」「ヘイトスピーチ」などの言葉が並んでいる。このような書物を発行している出版社が差別とも思えることを平気で行なうのか。三一書房編集部は朴裕河氏に対して最低限の「礼儀」や「敬意」もないのだろうか?今後、三一書房の出版物(新刊等)は二度と買うことはない。

問題の中身だが、ひとつだけ読んだものがある。それは能川元一氏が書かれたもの。このブログでも取り上げた『戦争責任研究』に寄稿したものと殆ど同じで、間違いもそのまま引き続き掲載しているので、おそらく御本人も、その周辺の人々も気付いていないのだろう。

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女拓



『女拓』田村泰次郎(中央公論社・1964・初版)

田村泰次郎が自ら綴った女性遍歴。
『春婦伝』や『肉体の悪魔』のモデルとなった女性とのエピソードも収録されている。
装幀・挿入絵は棟方志功。

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西野瑠美子著『日本人「慰安婦」の処遇と特徴』を批判する

日本の「慰安婦」研究者や支援者たちの悪いところは、
右派同様、自分達に都合が悪いところは、無視するか、見たとしても「疑いの目」を持ってみているところだと思う。
例えば、西野留美子氏のを例に挙げてみると、それがハッキリしている。

業者が証言すれば、
「業者の口を通しての回想なので、業者に不利な点は語らないだろう」(『日本人「慰安婦」愛国心と人身売買と』・「戦争と女性への暴力」リサーチアクションセンター編・現代書館・西野瑠美子著『日本人「慰安婦」の処遇と特徴』p125)

元兵士が証言すれば、
「にわかに信じがたい話」(同 p131)と信じようともしない。

また、収入面では菊丸さんなどが早く借金を返し、稼いで帰ってきたことを例にし、
「朝鮮人『慰安婦』には見られない特徴」(同 p126)
「朝鮮人が敗戦でようやく解放されたという状況とは決定的に異なる。」(同 p126)

と勝手に決め付けている点も、個人の思い込みからくるものなのかもしれないけど、自然に証言を選別し、見たくないものは無視してきた結果であろう。右派左派両派に共通する悪い癖だ。

元慰安所の管理人の日記を読むと、慰安所の帳場で働く筆者が、慰安婦に頼まれて送金したり、貯金したり、廃業から帰国の手続きまでをしていることがよくわかる。

ビルマの日本軍慰安所(日本軍慰安所管理人の日記)
http://nadesiko-action.org/wp-content/uploads/2013/10/comort_women_diary.pdf

7月9日日曜日、晴天
金本○愛とその妹の○愛が今般帰郷のため廃業するといい、主人の西原様は承諾したので、今日廃業届けを出した。

7月11日火曜日、晴天
金本○愛とその妹の○愛の二名に対する廃業関係で、保安課営業係に行って手続き書類を提出した。

7月12日水曜日、晴天
保安課営業係から金本○愛に対する旅行証明手続きに要する証明書を受けた。

7月20日木曜日、晴天
金本○愛と、その妹の○愛の両人を連れて、特別市保安課分室旅行係に行って、帰還旅行証明の手続き書類を提出したが、不備な点があり、そのまま持ってきた。

8月7日月曜日、晴天
金本○愛とその妹の○愛、二名の旅行証明が出て、南方運航会社に乗船の申し込みをした。

8月9日水曜日、朝暴雨後曇晴天
正金銀行に行って金本○愛ら姉妹二名に対する送金許可申請を提出し.....

8月14日月曜日、雨曇晴天
金本○愛とその妹の○愛は今日の16時に内地行きの船に乗るため、停泊場に集合した。

(日記に登場する慰安婦の金本さんは苗字から察して朝鮮人だと推測する。また、廃業したいと申し出たとき、借金があったのかなかったのか慰安婦になった経緯は不明だが、前借があって返済し終わって帰ると言ったのではなく「帰郷のため」という点は注目すべきで、さらに研究が必要だと思う。)


西野氏の主張は、右派が元慰安婦の証言を疑いの目でみているのと全く同じである。研究者や支援者が、このような目で証言などを扱ったり、見ている限り、慰安婦問題が解決される日は来ないだろうとつくづく思う。

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